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気に入った音楽を得る、探すに関するよしなしごと [ふと思ったこと]

iPodを買おうと思っています。
音楽は通勤時に自家用車内で聴くのが主であるため、元々ついていたCDプレイヤーありきで考えていたのです。
が。FMトランスミッターなんてものもあります。(FM電波で音を出力し、FMラジオとして聴く)

なにより、最近聴いている音楽が、もっぱらニコニコ動画にUploadされた音源です。
一般流通で販売されるものではないため、元々CDがありません。わざわざCDに焼くより、iPodにそのまま落としてしまった方がはるかに簡単です。

さて。ニコニコ動画にUploadされている音源には、CD音源などをそのままUploadしているケースもあります。
メジャーレーベルの音源等だと権利者削除されることが多いです。が、同人CDがUploadされているケースも多々あります。作成者がUploadしているケースもありますが、そうでない場合もあります。
# 権利者申し立てにより、運営会社が該当動画を削除する

個人として悩ましいのは、後者に対して"私がDownloadして聴くのはよいのだろうか"ということです。

私はその曲を気に入って、繰り返し聴きたいと思っています。しかし、私は元の楽曲作成者に対して何ら対価を払っていません。直接その曲への対価として払える手段は私は持っていないからです。
CDのUpload者は、CD音源購入という対価は払っています。しかし、それは自分が音楽を聴く、という用途であり、配信者としての権利を買ったわけではないでしょう。
"宣伝になったからいいじゃないか"という問題でもない気がする。
私はCDのUpload者がいなければその曲を気に入ることはなかった。しかし、CDのUpload者に対して対価を払うというのも違う気がする。CDのUpload者が行ったことは動画化と音源のUploadであり、それ自体は認められているとは言い難い行為です。
# 一定のガイドラインの元認めているケースもあります。
「COOL&CREATE - C&C?」 http://cool-create.cc/info.html#qa
「音響・声優事務所 Sham.Studio.」 http://www.sham.jp/studio/faq.shtml#071215

また、サーバや回線、保守のリソースの費用を持っているのはニコニコ動画運営であり、CDのUpload者ではありません。

これが、単純な丸揚げではなく、アレンジ等の場合さらにやっかいになります。
ニコニコ動画において、JASRAC管理曲/イーライセンス管理局を自分で演奏した楽曲をUploadすることは認められています。そのため、既存曲のカバー等の動画もあります。
それは、ニコニコ動画として見る分には権利関係はクリアされています。ニコニコ動画の運営主体が使用料を支払っているからです。
しかし、それはDownloadして聴くための使用料ではない。(演奏権に対する使用料です)
また、原曲以上にアレンジが気に入った場合、アレンジを行った編曲者への対価は支払えません。

何でこう悩むようになったかというと、私が最近よく聴くのが"東方アレンジ"だからです。
元々は"東方 Project"という同人ゲームがあり、そこで使われている曲のアレンジがニコニコ動画には多数Uploadされています。
私は元の同人ゲームを買っていません。かつアレンジCDも買っていません(出ている場合)。
すべてニコニコ動画経由で見ているわけです。
元々の"東方 Project"としては二次創作を認めているとはいえ、自分が聴いているのは何だろう、と思うわけで・・・。
(参考ページ)http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/1736/t-081-2.html


話は変わりますが、ピアプロで"iTunes Storeでの楽曲配信"が始まります。
「iTunes Storeでの楽曲配信 - ピアプロ開発者ブログ」
http://blog.piapro.jp/2008/12/itunes-store.html
# ピアプロ:Vocaloid”初音ミク”の発売元クリプトンが提供するCGM(Consumer Generated Media)サイト
「Consumer Generated Media - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/Consumer_Generated_Media


これは、正直好感を持って見ています。
私自身が配信する側に回ることはないでしょうが、楽曲提供者と受け取り手の関係が非常にシンプルになると考えています。

しかし。私が音楽がもっぱらニコニコ動画経由になったのは、単純に"ニコニコ動画以外で音楽を聴くことがない"という接触機会の問題です。
ここ最近気がついたのですが、私自身音楽をそれを聴くメディアやチャネル、あるいはTPOと切り離して考えられないのです。
だから、音だけの提供で実際に再生にまで至るのは私の場合はほとんどありません。
楽曲提供者と受け手との関係がシンプルになれば、それを知るチャネルというのが必然的に少なくなるわけで・・・。

とりとめなくなりましたが、以上です。
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Mishika

参考:
東方Projectの作者ZUN氏が二次創作に関する見解を出しています。
「博麗幻想書譜 : 生きてますよ」
http://kourindou.exblog.jp/9178184/
by Mishika (2008-12-11 19:00) 

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