ひとりで勝手にもだえている。

業務内容が変わり、それまでの自分と同じ立ち位置の人々が書いたドキュメントを元に仕事を進める側になった。
自分のしてきた仕事をアウトプットを受ける側、外側から見ることになり、色々振りかえったり、今まで自分のしてきたことの意味が改めてわかったりしている。
結果的に今までよりも数多くの人が書いた同じ種類のドキュメントを数多く読んでいる。
その中で、殊仕事として読みやすい文章、読みにくい文章、というのが出てくる。人による差がある。
その読みにくい文章を書く人に突っ込みたくて勝手にもだえている。
突っ込みたい、というのは、自分に甘い言い方だろう。勝手に"指導"したがっていて勝手にもだえている。

要は、私は勝手に相手を自分より下に見てしまっているわけだ。"オレユーシュー、オマエダメ"と、大して相手を知りもしないのにレッテル貼りをしているわけだ。それで変な自尊心を満たしているわけだ。
そんな自分がわかっているので、具体的に改善してくれなどとは言っていない。

具体的な改善は多分した方がいい。そのドキュメントは私以降の工程の人が読む。書いた人により近い立ち位置の私ですら読みづらいのだから、後の人はもっとわかりづらかろう。
また、その人はこれから先もそのドキュメントを書き続けるのだから、読みやすい方が仕事は早くなる。それは間違いない。

ただ、今の私は仕事の効率や精度を主眼にしていない。相手の成長なんてことも眼中に入っていない。自分の自尊心や劣等感を埋めるための生贄に相手を選ぼうとしているだけだ。
そんな状況で、たとえ指摘がまともでも、相手にプラスにはなりはしないのもよくわかる。そもそも、私は相手を指導する立場にはいない。おかどちがいだ。
大体、自分の文章も大して読みやすくもない。

なので、ひとりで自己完結するべくひとりで勝手に悶えている。