理想の聞き手 [ふと思ったこと]
「電子メールの太郎さん」だけが、花子さんからみたら、言いたいことを最初から最後まで、こばまず、さえぎらず、いっさいのよけいなリアクションをはさまず、聞いてくれる、聞き上手このうえない存在だ。
「ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。Lesson316 電子メール取り扱い説明書2」
http://www.1101.com/essay/2006-09-13.html
何となく、自分の中で、ふっとこの言葉が腑に落ちた、気がした。
最近、何の気なしに読んでいた他の方の文章の中に、突然自分の名前が出てきて、ビクッ!!とした。
何でそんなにビクッとしたかを考えていくと、結局のところ”自分の名前が出るはずがないと思っていた。反応されるわけがないと思っていた”という点に尽きた。
一応状況説明と言い訳をしておくと、その読んでいた文章で私の名前が出てきたのは、私が相手にメールを出したからだ。そのメールは、自分なりには自分以外の人が読んだ時に、こちらが何を言わんとしているかわかるように書いた。冷静に見れば、言及されても恥ずかしいものじゃない。
にも関わらず、私はリアクションされる、ということを想定していなかった。相手が受け取ることは想定していたが、それは流されると思っていたのだ。読まれると思っていたかも今となってはあやふやだ。
私に対してではなかったが、”チラシの裏にでも書いておけばいいということを、何でWebで垂れ流すのか”というコメントを見た。人に見られたら困るような内容を、何故不特定多数が見ることが可能な場所にさらしておくのか、と。
その理由が何となくわかった気がする。"想像の中の、理想の聞き上手に話を聞いてもらえるから"だと。
内容と読み手さえ大丈夫なら、”理想の聞き上手に聞いてもらう”、というのはいいじゃないか、と思う。
いいたいことをいった後だったら、ある程度、入るんですよ、人間って。
「社長に学べ! 第11回 話を聞いて、問題をほぐす。」
http://www.1101.com/president/iwata-index.html
「ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。Lesson468 2人称=「あなた」がいない」
http://www.1101.com/essay/2009-11-18.html
>musemistyさん
ありがとうございます。
by Mishika (2010-05-29 17:25)