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キモチワルイ。 [ふと思ったこと]

ROMっていた個人掲示板にて。

来訪者の多い掲示板である。
その割に、書き込みしている方々の思いやりとウィットに飛んだ会話が面白く、読んでいて好ましかった。
荒らしや宣伝書き込みがあることもあったが、管理者の方の適切な処置と、書き込みされている方の弁えた振る舞いによる、自浄作用が機能していた。

参加しているメンバーがこの掲示板を愛し、その場所の空気を尊重し、訪れるメンバーと管理人に対して好意をもち、敬意を払っていた。
その雰囲気も心地よく、ROMながら頻繁に訪れていた。

あるときから、その空気が変質した。
心からの微笑を浮かべて談笑していた雰囲気が、どこか揶揄を含むようになった。
どこかしら、なにかしら、小馬鹿にするような態度。
相手を自分より劣るとみなしているが故の、上から見下ろした寛大をよそおった態度。
その中に含まれる自分への目に見えない針を感じ取ったかのように、ある書き込みは防衛線を張り巡らし、ある書き込みは攻撃性をにじませた。
気が付くと、なごやかな雰囲気を作り出していた常連の方々が、姿を見せなくなっていた。

トリガは、一人。
"自分は物がわかっている、道理がわかっている"と思っている方特有の、尊大さと真の意味で相手を理解しようとしない姿勢を、無機質なはずのPCのテキストににじませていた。
あちらこちらで、同様の掲示板を同じように荒らして放浪し、その掲示板に流れ着いたらしい。
そして、その掲示板に"粘着"することを決めたようだ。

その方は、荒らし、ではない。
掲示板に全く無関係な書き込みをしたり、誰かを正面切って攻撃するわけでもない。

だから、余計に始末に悪かった。

自分の非を真の意味で受け入れようとしないが故の、あえて表面的に、あえて的を外した、あえて自分の責任範囲を限定した受け答え。
自分が人とかかわり合いたいと、素直に認めて頭を下げることを認めようとしないその姿勢。

その結果。
多くの人の社交場がひとつ、消えた。


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