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第6回MMD杯個人表彰動画作ってみた [エンターテインメント(MMD,ゲームなど)]

MMD杯の閉会式ですよー。
次回、かー。
あれば、今度は個人表彰を贈ってみたい。もちろん参加もしたいけど。

次回じゃなくて今回やりました。



0. 作成動機
個人表彰動画はMMD杯では推奨されています。MMD杯の投稿動画数に対して、MMD杯運営が表彰できる数も限界がありますから。
一方で、個人表彰動画はそんなに投稿されていない。
現在確認できたのが、第4回、第5回で1本ずつです。
自分も、個人表彰動画増えたほうがいいなー、見たいなーと思ってはいたので、次回、何か考えよう、と思っていたわけです。今回は何にも準備していなかったですから。
そう思ってた矢先に個人表彰セットが配布され、実際に使った個人表彰動画も公開されました。
・・・じゃあ、やろうか、と。

もうひとつ、今回個人表彰動画を作ったのは自演表彰(=自分で自分を表彰する)のためです。
嫌だったんですね、”自分に誰か賞くれないかなー”とかうじうじしている自分の姿が。確かに、賞をいただけたらとてもうれしいでしょう。でも、コメントくださった方、マイリストいただいた方だって、動画の形にしていなくても評価はしてくださっている。その方々を差し置いて、権威のある"誰かから賞がほしい”と思う自分が。
なら、自分で自分を表彰する形で、実際には動画を見てくださった方々からの表彰を自分に渡してしまおう、と。

なので、自演込みで個人表彰動画を作りました。
1. 選定基準
MMD杯動画で自分がマイリスト投票した動画のうちから切りよく紹介動画が15本になるよう、13本選びました。


2. 動画作成
最終的には以下を各動画に対して行い、個人表彰動画自体に関して説明はしませんでした。
1. 賞名
2. 選んだ動画へのコメント
3. 動画を紹介

最初は書こうとしたのですが、どう考えても蛇足感、冗長感がぬぐえません。
私の個人表彰動画は、繰り返しになりますが、表彰という形式をとっていますが”自分はこの動画が好きだ!”という主観的な紹介動画なのですね。表彰する自分に何かしらの権威があるわけでなし、選定基準に客観性のある説明がありません。選んだ理由も説明できませんが、選ばなかった理由も説明できないのです。
なので、すっぱり捨てました。

3. 雑感
”表彰”と捉えてしまうと、個人表彰動画は難しい、と思いました。心理的にハードルが高い、なと。
MMD杯の特別表彰でも実はそうですが、個人表彰の選定基準は主観です。逆に言えば、選定基準に客観的な基準、すなわち多くの人が納得するような選定ルールを持ち込んで表彰するのは難しいです。
一番シンプルでニコニコ動画で広く受け入れられる客観的選定ルール「マイリスト」での結果は既にMMD杯の運営から公表されています。ニコニコ動画のランキングなどで使われているポイント計算式の主要因にマイリストがあるので、運営の結果とそんなに大きな差分はでません。結局、個人であえてやる必然性のようなものが薄くなります。

さて、個人の主観だとしても、”表彰”と捉えると、表彰の意味合いには”褒める”という意味合いが入ります。
”善行・功労・成果などを表に彰にする(公に明らかにする)とともに、被表彰者の功績及び実績に対して褒め称える”
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%A8%E5%BD%B0

褒める、ということが、何というか、自分としては”目上の人が目下の人を褒める”的意味合いが入ってしまいます。別に、同輩がお互いの健闘を称えあっても、あるいは目下が目上の人を賞賛してもいいはずなのですが。
そうなると、"結局自分は何様だ"というところに行き着くわけです。私から賞をもらってうれしいか?という。

4. 余談
今回のMMD杯でMMD杯の動画公開期間外に公開された作品に対して、"MMD杯として表彰すべき"という声がありました。
その声の主が、個人表彰で該当作品を表彰する、こともないんじゃないかと思っています。動画作成ができなければいけない、というスキル上の問題を抜きにしても。
結局、MMD杯という枠組みを下地にして、MMD杯の結果に対して反論しようとするため、動機と手段が矛盾するんですね。

また、客観的に該当動画をMMD杯の結果より高く評価する基準を持ち込むと、同時に同じ基準にかかる他の動画も対象に入ります。そうなると、該当動画を高く評価したい、という動機にこれまた矛盾する。本人の気持ち的には対象外な動画も対象になりますから。
じゃあ、対象動画だけを高く評価できる基準を持ち込もうとするか?それだと基準を恣意的に操作していることになります。結局、客観的な基準を使おうとしても、後追いで決めるため主観となんら変わりません。
最初から提示されていたMMD杯のルール以外は、公正さを欠くのです。

主観でのルールとなると、3で述べたように”結局、表彰しているあなたは誰なの?”という問いが出てきます。"MMD杯として表彰すべき"という本人の大義名分に対して、その声を張り上げている自分自身は1ユーザでしかない。
大義名分のために声を張り上げた、それは一面では善良な行為ですが、一面では他人に対して自分を重ねてしまっている行為でもあります。個人表彰をしようとすると、その曖昧に重ねていたものを嫌でも分離しなければならなくなる。
個人表彰動画を作ろうとした場合、そういった自己問答を乗り越えた後で、さらに動画を公開して他人の目に晒されることになります。自己問答に対して、客観的な回答が返されるわけです。
その他者からの回答に、"MMD杯として"という、ある意味他力な要望を主張していた人が、”自分として”という自分自身のアイデンティティに対する問いに耐えられるのか、個人的には難しいだろう、と思っています。

# 仮にその声の主が、MMD杯を色んな点で越える逸材であり、その人の表彰なら誰もが納得してMMD杯の結果より上に扱うような人物なら、その辺の心理葛藤はないかもしれません。
# ですが、多分、そんな人はMMD杯というイベントを成功させるためにどれだけの労、スキル、時間が必要かわかる。その人が、大上段からMMD杯を否定するような手段をとるか疑問です。


参考:
第4回:1本

第5回:1本



タグ:MikuMikuDance
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