2011-03-30

月曜日から業務再開。
再開初日は全く仕事にならないんじゃないかとか思っていたが、始業2時間後には、見た目上職場内は地震前同様の仕事をしていた。
休業中に既に復旧作業は済まされており、後は自分たちの身の回りの片付けぐらいのレベルになったので再開されているわけだから当然だが、正直、”早えーよ”と内心こぼしつつ、自分とて少なくとも目と手は動いて仕事していたのだから、なんともはや。

休業中、再開してもこれまでどおりの仕事ができるんだろうか、とか、再開直後はよくても、中長期的にはじわじわとマイナス方向になっていくんじゃないか、とか、一人悶々としていた。
が。
いざ再開してみれば、地震があったことはあったこととして、それをどうハンドリングしていくか、という通常の業務マネジメントが敷かれて目の前で当たり前が繰り広げられていたことに畏れ入るばかりだった。
工場のラインは、地震翌日には生産再開させていた、という話を聞いて、さすが生産ストップ＝企業存続の危機が骨身に叩き込まれている現場の人たちは違う、と頭を垂れる以外になかった。
もちろん普段扱っているものや業務の性質が違うとはいえ、私は甘いというほかない。

もちろん、私の想定していたような変化も、どこかしらでは起こるだろう。また、私の日常行動圏では徐々に生活が安定し始めているが、一方で、そう遠くない場所で、地震の爪跡はくっきりと残っている。日常と爪跡は紙一重で同じ線上に並んでいる。

が。
地震の揺れが収まって即風呂に水を溜め、水が出なくなったら即水を買いに走ったという小さな子供を抱えた奥様の話やら、自分は仕事に戻りつつ、既に子供は避難先で就学と即断した人の話を聞くにつけ。
多分、私が思い描いていた場面もなくはなかろうが、私ごときで及びも付かない強かな変化がくるだろう。

悩んでる暇、ねーわ。こっちだってしのがにゃならんもん。

コメント 1

>もんとれさん
ありがとうございます
by Mishika (2011-04-02 16:51)